吉見町地頭方天神社>埼玉の神社>古社巡拝録

地頭方・天神社
じとうほう    てんじんしゃ
 
 ご祭神 

 鎮座地 埼玉県吉見町地頭方999
 参拝日 2015.6.09

<由緒>

『明細帳』によると、当社の創建は天明二年(1783)三月のことである。
『風土記稿』には「天神社 村の鎮守 法水寺の司るところなり」とある。
これに見える法水寺は今泉村金剛院末の真言宗の寺院であるが、
既に廃寺となっている。
明治四年六月に村社となった。その後、同二十六年十月に社殿が焼失したが、
翌二十七年三月には再建を行った。

地内の荒川沿いには、かって五反田と称する集落があった。
この五反田には明治二十年ごろまで河岸があり、砂糖・油・塩・酒等の物資の揚げ降ろし、
江戸期は年貢米の納入などで空前のにぎわいを呈していた。
当社の境内にある頭殿(ずうどの社は大正十年に河川改修の際に)
この河岸から移してきた石祠で、
「天明戌申(1788)九月吉日・武州横見郡五反田川岸総氏子中
・世話人井上武衛門朝陳」と刻まれている。

(埼玉の神社 埼玉県神社庁)より














頭殿神社





境内社石碑


<参拝メモ>
荒川右岸に鎮座している。
地頭方の地名は荘園の管理のために補任された地頭の存在に由来するという。
境内社である「頭殿社」については面白い説もあるようだが、
「気まぐれ旅写真館」様の
こちらに詳しい


(駐車スペース有)



     
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