小川町廣野・八宮神社>埼玉の神社>古社巡拝

         廣野・八宮神社(みょうじんさま)
ひろの  やみやじんじゃ

 ご祭神
建速須佐之雄命(たけはやすさのおのみこと)
大己貴命(おおなむちのみこと)
稲田姫命(いなだひめのみこと)

 
 鎮座地 埼玉県小川町廣野927
 参拝日  2014.11.07

<由緒>

当社の由緒は「比企郡神社誌」に「本社は清和天皇の貞観十年(868)
本部小川町下里の八宮神社を総社として近郷七ヶ所に分霊を祀るといふ。
当社はその一社として鎮祭し爾後、承平年中(931-38)源経基公東征の際
当社に戦勝を祈願せしと伝ふ」とあるのが最も詳しく、
「明細帳」では「由緒 不詳」としか記されていない。

拝殿兼�覆屋の中には本殿が三座ある。中央にある本殿はひときわ大きく、
両脇にある本殿(左右とも同型)はかなり小さい。
恐らく、中央の本殿には主祭神として建速須佐之雄命を祀り、
左右の小さい本殿に大己貴命、と稲田姫命を配祀する形となっていると思われる。
現在使われているのは中央の本殿だけで、その内陣には
本地仏の摩利支天像と古風な幣束(年紀はないが江戸時代のものと思われる)と共に
三柱の神を三連の幣束が祀られている。


摩利支天像

摩利支天は、日月の光を意味し、陽炎を神格化したものといわれ、しばしば
猪の上の三日月の上に立つ像が描かれる。
その信仰としては武士の枕本尊とされたり、護身・隠身・遠行・得財・勝利が
祈願されることが多い。しかし、八宮神社の信仰はあくまでも村の鎮守としてのものであり、
直接摩利支天に結びつくような信仰は見られない。

「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より













琴平神社 榛名神社

百庚申塔



<参拝メモ>

嵐山町北東部、関越道嵐山小川IC近くに鎮座している。
畑道を進んでゆくと、参道左手に「百庚申」と呼ばれる沢山の板石が立ち並んでいる。
その先の石段を数段昇ると社殿になっている。



(駐車スペース有)





   
TOP
  INDEX



inserted by FC2 system