小田原神社>埼玉の神社>古社巡拝

小田原神社
おだわらじんじゃ

 ご祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)
                (神社明細帳
 
 鎮座地 東松山市田木662
 参拝日  2013.4.17


社殿によると、当社は寛永三年(1626)に観定僧都により
地内の真言宗慈眼寺の境内に勧請されたことに始まる。
観定僧都とは慶長年間(1596−1615)に慈眼寺を開基した僧である。
その後、享保十年(1725)に至り、自然堤防上の慈眼寺境内から
耕地を隔てた高台の現在地に遷座した。
『風土記稿』には「小田原神社、村の鎮守なり、
祭神詳かならず。慈眼寺持」と載る。

「埼玉の神社」埼玉県神社庁より











境内に植えられた招霊(おがたま)の木



招霊の蕾↑の写真は多聞院(所沢市)にて撮影




<参拝メモ>

当社は前面に広がる水田を見守るかのように祀られている。
社名は、小田原すなわち平野部の湿田に坐す神を
表すと考えられる、
恐らく平野部を耕地として開くに当り、その成就を願って
慈眼寺境内に祀られ、その後鎮守として崇敬されるようになると、
現在地が鎮座地として選ばれたのであろう。
『明細帳』で祭神を国土経営の神である大己貴命としているのは、
そうした経緯を物語る。「埼玉の神社」より

狛犬も居ないし、これと言って特徴のある神社ではないが
家への帰り道、名前に惹かれて参拝。
東側には田圃が広がり、好天ならば石段に腰を下ろし、
ゆっくりと風景を眺めていたい・・そんな神社だった。

(駐車スペースあり)


   
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