鳰鳥(にほどり)の 葛飾(かづしか)早稲(わせ)を 饗(にへ)すとも その愛(かな)しきを 外(と)に立てめやも
(作者) 未詳。下総国(しもつふさのくに)の歌。
(大意) 葛飾の早稲を神様に供える夜は身を慎まなければならないのだけれども、 あのいとしい人が来たら外に立たせたままにすることができるでしょうか。とてもできません。