玉井神社 たまいじんじゃ |
|||
ご祭神 | ・罔象女神(みづはめのかみ) ・御井神(みいかみ) |
||
鎮座地 | 熊谷市玉井1911 | ||
参拝日 | 2014.9.18 |
<由緒> 桓武天皇の十八年すなわち延歴十三年(794)に行われた平安京への遷都は、 造営太夫の藤原小黒麻呂が南都興福寺の僧賢m(けんきょう)に四神相応の地を 見立てさせことに基づいたものである。その地を見立てるために、賢mは 東国へも旅し、当地に滞在中たまたま目を患った。 ある夜、夢に「井戸を掘って、その水で目を洗え」との神のお告げがあり、 その通りにしたところ、眼病はたちまち快癒した。喜んだ賢mは井戸の傍らに 一祠を設けて井戸の神を祀り、井殿明神と称したという。 これが『明細帳』などに伝えられる当社の由緒である。 話に伝えられる井戸は、当社の一五〇bほど南方に位置する 玉井寺の墓地の中にある。玉井寺は井殿山と号し、阿弥陀如来を本尊とする 真言宗の寺院で、その縁起は当社の由緒とほとんど同じであるが若干相違がある。 それによると、賢mの掘った井戸の中から二つの宝珠が出てきたため、 この井戸は「玉の井」と名付けられ、宝珠の一つは寺宝とし、 もう一つは寺の北方に神祠を建て、その中に祀ったという。 玉井寺の縁起に従えば、これが当社の起源となる。 「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より |
屋根に据えられた瓦の狛犬 八坂神社 ------------------------- 昭和10年(1935)建立 炎尾形狛犬 ------------------------- |
<参拝メモ> 静かな田園に囲まれて鎮座している。 正面から見る当社は、一般の神社と変わらないが、 裏へまわってみると、鉄枠で囲まれた本殿があり、 美しく彩色された彫刻の壁が見事だった。 「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より (駐車スペース有) |