久喜市伊坂・一言神社>埼玉の神社>古社巡拝

一言神社
ひとことじんじゃ


 ご祭神
一言主命(ひとことぬしのみこと)

 
 鎮座地 久喜市伊坂1046
 参拝日  2014.9.03

<由緒>

昔、利根川の洪水に見舞われた際、水が引かないので村人は困っていた。
折しも、そこへ旅の母子が通りかかった。だれともなく、この二人を人柱に立てて
神の怒りを鎮めようとの声が挙がった。母親は、「最後に一言言い残したい」と切願したが、
村人は聞き入れずに母子を水中に投げ込んでしまった。
以後、その霊を慰め、水害の起こらないことを願って祠を建てたという。
このような伝説とは別に、当社の創始には修験がかかわっていたと考えられる。
役小角(えんのおづぬ)が修験道を開いたとされる大和国の葛城山で、
一言主が雄略天皇と出会ったという故事が、『古事記』『日本書紀』に載せられている。
また、県内の東部においては、利根川流域に修験にかかわる神社が比較的多く分布し、
修験の伝播と利根川水系との関係をうかがわせる。


「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より






  稲荷神社                   青面金剛(元禄二年六月)

静御前の墓




<参拝メモ>


JR東北線久喜駅東至近の住宅地の路地を入った、
目立たないところに鎮座している。
近くには源義経を追って、奥州に向かった静御前がこの地で果て、
葬られたという、静御前の墓がある。

(駐車スペースなし)





   
TOP
  INDEX



inserted by FC2 system