久喜市伊坂・千勝神社>埼玉の神社>古社巡拝

伊坂・千勝神社
いさか  ちかつじんじゃ

 ご祭神


 
 鎮座地 久喜市伊坂1339
 参拝日  2014.9.03

<由緒>

『風土記稿』は、明治初年に現社名となった当社を「三島千勝五霊合社 村の鎮守なり
迎盛院持 下二社同じ、末社稲荷 天神 子の権現 ○雨宮社 ○浅間社」と載せている。
当社は古利根川の河岸にあり、往古は渡し場があった。三島の神は「和多志の神」
とも呼ぶところから渡し場の守護神として祀られたものであろう。
また、千勝の神は、都都古別(つつこわけ)の神とも呼ばれ、
福島県から茨城県に流れる久慈川に沿って祀られ、河の神・農の神といわれる。
更に五霊(御霊)の神は、近世、当地に柿沼河岸が設けられて交通の要衝となったことから、
往来の人々と共に侵入する疫神、更に怨霊を鎮めるために祀られたのであろ。
このように、川との関係により勧請されたと考えられるが、その時期は不明である。
ただし、寛延元年(1748)没の別当迎盛院宥海が奉納した三柱の金幣が内陣にあり、
江戸期の中ごろには、今日の姿で祀られていたことがわかる。

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より













子の権現社





雨宮神社



浅間 小御嶽
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明治41年(1908)建立  付き尾形狛犬





<参拝メモ>

JR東北線久喜駅西に鎮座している。
境内の末社、子の権現社の壁に履物が吊り下げられているのが印象的だった。
子の権現は足の神様である。足の病の息災、治癒を願って下げたのであろうが、
同じ病に苦しむ自分にとって、身につまされる思いだった。


「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より

(駐車スペース有)





   
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