<由緒> 口碑によれば、当社は門井家の北に隣接してあったが、 同家が屋敷を広げるに当たり、ほかの七軒と共に移築した。 この際、当地に幾つも連なってあった小丘の一つを利用して、 利根川の堤が築造されたため、当社は今のような堤上にあることとなったという。 年間の行事としては、四月一五日の例祭(春祭り)・一〇月一五日の秋祭り(お日待) 一二月二八日の大祓(煤掃き)があるが、氏子総出で行うのは例祭だけである。 例祭の中心となるのは、古くから当地に伝承され、昭和三五年九月には 市の無形文化財に指定された獅子舞である。これは加須市大字北小浜及び 大字多聞寺に伝承されるものと同じ流派のものというが、当地のものは 動きが激しいため、特に、「暴れ獅子」と呼ばれる。 現在使われている獅子頭は雄獅子・雌獅子・中獅子の三頭で、 いずれも天保一四年に造られたものである。 獅子頭 左より雄獅子・雌獅子・中獅子 「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より |
------------------------- -------------------------- 昭和4年(1929)建立 流れ尾形狛犬 |