出丸中郷・若一王子社>埼玉の神社>古社巡拝

出丸中郷・若一王子社
でまるなかごう    わかいちおうじしゃ

 ご祭神
伊弉冉命(いざなみのみこと)
速玉之男命(はやたまのおのみこと)
・事解之男命(ことさかのおのみこと)

 
 鎮座地 川島町出丸中郷1866
 参拝日  2013.11.06

<由緒>

旧荒川と入間川に挟まれたこの辺りを古くは伊豆丸と称したが、寛永十六年
(1639)に松平伊豆守の知行地となり、領主名をはばかって出丸と改称し、
のち出丸本村・出丸中郷・上大屋敷・下大屋敷・曲師・西谷の
七ヶ村に分かれたという。
当社は、このうちの出丸中郷の上分の鎮守として奉祭されている。
その創建については、出丸本村に同じく若一王子社が祀られていることから、
分村に際してこの分霊を勧請したものであろう。


「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より













稲荷社 八坂社



入間川堤防からの眺め


<参拝メモ>

当社のすぐ南側には堤防を隔てて入間川が流れており、かっては
その両岸を結ぶ渡しがあった。『郡村誌』出丸中郷の項には「金兵衛渡
川越道に属し村の南方入間川の下流にあり渡船二艘私渡」とあり
明治の初めには既に存在していたことがわかる。
この渡しは、足立郡の大石村・上尾町・桶川町の人々が畔吉の渡しを経て、
出丸中郷から川越町に至る近道として利用した。
「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より

今は人気の無い静かな村里になっているが、かっては近在の人々の
往来でにぎわっていたことが想像できる。

(駐車スペースあり)





   
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