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武蔵二ノ宮・金鑽神社
かなさなじんじゃ
 
ご神紋 三ツ蔦
 ご祭神
・天照大神(あまてらすおおみかみ)
素戔嗚尊(すさのおのみこと)
・日本武尊(やまとたけるのみこと)

 
 鎮座地 児玉郡神川町二ノ宮750
 参拝日  2013.8.28

<由緒>

当社は、標高約三〇〇bの三室山(御室ヶ嶽、神の手山)を神体山とする。
ここは、大和国の大神神社と同じく、本殿がなく、古代の神奈備山の
祭祀を伝えている。『武蔵二宮金鑚神社誌』には、「うしろの御室山ヶ嶽には
木柵をめぐらして七反六畝を御神体として本殿扱ひとし、そのうしろに二丁一反八畝の
杉林風致林としてゐるが、神体林の大部分は橡楢を主体として、
その下部に樫・杉・椿を有して、武蔵野の原生林しての様相を保っている」としている。
また、御室山背後には、標高三四三bの御嶽山がある。
(中略)
社蔵の「金鑚神社鎮座之由来記」によると、
日本武尊が東国遠征の折に倭姫命より授けられた草薙剣とともに携えてきた
火打金を御嶽代として山中に鎮め、天照大神と素戔嗚尊祀ったのが創祀と伝える。
(後略)

「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より




指定重要文化財の多宝塔



拝殿



境内社

御嶽山への登り口

鏡岩



展望台の石祠

御嶽山頂 展望台よりの眺め
遠くに上州赤城山


<参拝メモ>
関越自動車道を本庄児玉インターで下り、西へ約11km、金鑚神社へ。
この神社は武蔵二ノ宮として、延喜式神名帳に載る式内社である。
大きな石の鳥居を潜り進むと、左手に駐車場。
駐車場脇、山手の中腹にはには立派な多宝塔が建っていた。
この神社は山が御神体で、いわゆる社殿がないということだが、
壮大な拝殿が、神社の格調の高さを思わせる。
いよいよ、神社脇の道より御嶽山へ。
結構きつくて、長い登りが続く。
少し平らなところに出て、そこが頂上かと思ったら、
更に上に岩山が聳え、そこが展望台になっていた。
だが、道や階段は設えてなく、
木の根や枝につかまり、岩をよじ登る。
やっとのことで、ゴツゴツとした岩山の頂に這い上がった。
苦労した甲斐があって、北に赤城山、榛名山、南には
広大な関東平野や秩父の山々・・。
360度広がるパノラマが楽しめた。

(駐車スペースあり)





   
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