<由緒> 鎮座地亀ヶ谷は所沢市東部にあり、古くから一村を成していたが、 明治二二年簗瀬村と合併し、昭和三十年所沢市に編入されて 現在に至っている。 当社は本来、稲荷神社と号していたが、明治二二年の合併の際、 永く村名を伝えるために現在の社号に改められたという。 社伝によると永禄年間の創立と伝えるが、『風土記稿』には 「稲荷社 村民の持なり」とだけ載せ、『明細帳』には 「旧来亀谷稲荷大明神ト称セラレ明治二年当時ノ社号ニ改 同五年村社ニ列セラル」とあり、その確証を得ない。 「埼玉の神社・埼玉県神社庁発行」より |