茨城県坂東市・一言神社>古社巡拝録
一言神社 ひとことじんじゃ |
ご神紋 丸に角立井筒 |
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ご祭神 | ・一言主命(ひとことぬしのみこと) | |
鎮座地 | 茨城県坂東市岩井1584 | |
参拝日 | 2015.3.24 |
<由緒> 将門が王城地を求めてこの地を見回っているうちに喉が渇いて水が欲しくなった。 その時、どこからか老翁が現われ、大きな石の傍らに立っていた。 翁はその大石を軽々と持ち上げて大地に投げつけると、 そこから清らかな水が湧き出し、将門と従兵たちは喉を潤すことができた。 将門は不思議に思い、翁を召して「あなたはどのようなおかたなのでしょうか」と尋ねると、 翁はかしこまって一首の歌を詠んだ。 久方の光の末の景うつる 岩井を守る翁なりけり と唱じると姿を消してしまった。 将門はこの翁を祀るとともに、 この大地に城郭を造ることに決めたのである。 (坂東市観光協会HPより) |
本殿 ------------------------- ------------------------- 昭和11年(1936)建立 流れ尾形狛犬 ------------------------- ------------------------- 昭和48年(1973) 建立 石井の井戸 石井の井戸は、平将門公が、居館築きの地を探し求めて 島広の野を駆け巡るうちに、のどがかわいて困り果てていると、 「水」と一声、東南の方に聞こえて、一人の老翁が立っていた。 やがて傍らの大石をさし上げて、力一ぱい大地に打ち込むと 妙味の水がこんこんとわき出した。 不思議に思っているうちに、翁の姿はいずこかに消え去ったという。 老翁を祀る一言明神と併せ、この石井の井戸は、 「岩井戸の宮」として、尊びあがめられてきた。 「いわい」をむかし「石井」と書いたのもこの井が 中心をなしたものといわれている。 昭和55年3月29日 岩井市 岩井市観光協会 |
<参拝メモ> 先に参拝した国王神社至近の所に鎮座している。 広々とした坂東の台地を、縦横無尽に活躍していた 平将門をはじめ、多くの武将たちを思うと、 心が弾んでくるのを覚えた。 「井桁」の神紋は、石井の井戸の故事に因んだものであろう。 (駐車スペース有) |
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