行田市・鷺栖神社>埼玉の神社>古社巡拝録

鷺栖神社
さぎすじんしゃ
 
 ご祭神 
日本武尊(やまとたけるのみこと)

 鎮座地 埼玉県行田市門井町1-104
 参拝日 2015.12.01

<由緒>

『明細帳』によると古くから当社は、神明社と称し、堤の杜に鎮座していたが、
いつのころからかこの杜に鷺が飛来し、営巣するようになったため
棚田村の鷺栖神社(現棚田神社)を分霊して鷺宮大明神と称し
慶長年中に社殿を建立したという。
下って正徳年間、当地は大井村から分村して門井村として独立したため門井村の鎮守となり、
新たに伊勢神宮に倣い月讀神社・荒魂神社・風神社・水分神社の四社を本殿に配祀した。
明治二年に社号の鷺宮大明神を鷺栖神社と改め、更に神仏分離により
徳円寺境内にあった伊奈利神社を当社境内に移し、同四一年には
字山神の山神社及び塞神社を合祀した。
主祭神は日本武尊で、
配祀神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)月讀命(つきよみのみここと)
大国魂命(おおくにたまのみこと)志那都比古命・志那都比賣命(しなつひこ・ひめのみこと)
水分神(みくまりのかみ)、
合祀神は
八衢彦命・八衢姫命(やちまたひこ・ひめのみこと)久那斗命(くなとのみこと)
大山祗命(おおやまつみのみこと)である。
当社は地理的な関係から農耕・治水の神として奉斎したものと伝えられる。


「埼玉の神社 埼玉県神社庁」より













-------------------------

-------------------------


塞神社


<参拝メモ>

行田市西部、熊谷市を結久下地区に境を接してに鎮座している。
元荒川の水源地近くのため、その反乱を鎮めるため、水の神として
祀られていたという。
江戸期に、荒川のの氾濫で久下(現熊谷市久下)で土手が切れて
大洪水となったが、当社は堤に神社を祀っていたため安泰であったという。
配祀神の水分神社(みくまりじんじゃ)は、県内で祀られている例は少ないという。

(駐車スペース有)



     
 HOME    INDEX









inserted by FC2 system